銀座、千代田区
mercury
会期8月6日 – 9月1日 終了
住所Hankyu 7F, 2-5-1 Yurakucho, Chiyoda-ku
開館時間月–金 12:00–20:00 · 土–日 11:00–20:00
この展覧会について
一時期、彼女は表現の迷いの中にいた。そのとき僕は、無理に新しいものを探すのではなく、一度、描き始めた頃の自分に戻ってみたらどうだろうと提案した。油絵を離れるのではなく、原点だったデジタルで小さな作品を描きながら、「描くこと」そのものの楽しさを思い出してみる。その時間は決して後戻りではなかった。 そして今回、彼女は再び油絵の前に立った。 同じ場所へ戻ったのではない。一度原点を通り抜けたからこそ、以前とは違う景色が見えるようになったのだと思う。 夏目らんの作品には、いつも言葉にならない感情が漂っている。美しさだけでは語れない不安や孤独、心の揺らぎ。それらを無理に整理することなく、画面の中へ静かに置いていく。その誠実さが、彼女の作品にしかない空気を生み出している。 彼女はこれまで、自分自身と向き合いながら描き続けてきた。だから作品は、自分を主張するためのものでも、誰かを説得するためのものでもない。ただ、自分の内側にあるものと正直に向き合った時間の痕跡なのである。 だからこそ、見る人もまた、自分自身の感情と静かに向き合うことになる。 今回の展示で描かれているのは、一つの答えではない。 描き続けることでしか見えない景色があり、描き続けることでしかたどり着けない場所がある。その時間を経たからこそ生まれた作品たちは、以前よりも穏やかで、以前よりも深く、人という存在そのものを見つめているように思える。 夏目らんは、完成された自分を描く作家ではない。 描きながら変わり続ける自分を、そのまま受け止めようとする作家なのである。
会場の掲載情報より · 出典
画像:会場提供
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この掲載の確認日 2026年7月29日
会場
+DA.YO.NE.GALLERY
Hankyu 7F, 2-5-1 Yurakucho, Chiyoda-ku
月–金 12:00–20:00 · 土–日 11:00–20:00
@plus_dayone_gallery
Hankyu 7F, 2-5-1 Yurakucho, Chiyoda-ku
月–金 12:00–20:00 · 土–日 11:00–20:00
@plus_dayone_gallery
データ
この掲載を会場のサイトと最後に照合した日 2026年7月29日
出典:会場ウェブサイト
出典:会場ウェブサイト